2020年1月28日、朝日新聞朝刊「論の芽」に、当会理事・倉部史記のインタビューが掲載されました。(有料読者会員記事)
本特集では、「文理分け 早すぎる?」と題し、多くの大学で文系と理系で試験科目が異なり、そのことと符合するように高校の早い段階で、文系・理系のコース別に分かれる実態が問われています。
倉部は、アンケート回答のあった普通科高校の9割近くに、文理選択の制度があったことと、うち8割強が1年生のうち(さらに1割強は1学期中に)に分離の選択を求められていると示しています。加えて、進路に関する情報不足による「数学が苦手だから文系」といった適切な根拠に基づかない進路選択が、大学やその先の社会の実情と大きく乖離しており、結果的に進学先でのミスマッチにつながっていると指摘します。
その上で大学側に、適切なカリキュラムの設定と、中退率や必要な教科学習の存在などの情報開示の拡大を求めています。
NEWVERYでは、自身の人生にかかる進路選びを行う主体として、進路先を自分の目で確かめ、自分の頭で考えるようにすることが必要と考えています。その取り組みの一環として「WEEKDAY CAMPUS VISIT」を運営しています。社会での理解を広める取り組みを今後も進めていきます。