特定非営利活動法人NEWVERY(所在地:東京都品川区、理事長:小崎文恵、以下「NEWVERY」)は、マンガ家志望者のうち一定の実力を持つ層を対象に、継続的な能力向上を図る総合育成プログラム「Graphium School カレッジコース」(通称:カレッジコース)を2018年9月30日に開始します。
カレッジコースでは、マンガ家志望者の中でも、一般的なマンガ指導講座ではカバーしきれない実力上位層をターゲットに、演習型の専門講座群を年間で30コマ以上提供します。さらに希望者に対し、専用SNSを通じた目標管理指導や、直接対面での添削指導などのアドバイスを繰り返し行い、授業以外の場面においても継続的な能力開発を図っていきます。
さらに受講者に対して、NEWVERYが受託したマンガ制作業務のあっせん・紹介を優先的に行います。この仕組みにより、各個人における制作実績の拡大と、NEWVERYによる指導の下での職業人基礎力の向上を図ります。
NEWVERYでは、マンガ家育成支援のための実力養成講座としてMANZEMI(マンゼミ)を運営してきました。今後は、カレッジコースをMANZEMIと並ぶ新たなスタンダードプログラムに位置付け、これまで独力でプロを目指すしかなかったマンガ家志望者に対し、安定的な成長支援の仕組みを設けていきます。
■プログラムの内容
マンガ家・編集者の経験者が講師を務める専門講座においては、指導の密度を重視すると共に、既存のネーム・作画講座ではカバーしきれない専門領域を単科講座として提供します。さらに人体作画など、新たな領域の講座も提供していく予定です。
MANZEMI基礎講座と異なり、カレッジコースでは1講座単位で受講が可能です。ただし、11講座セット以上を購入された受講者には総合プログラム受講生として、1講座単位での参加者では得られない以下のようなサービスを受けることができます。
◆総合プログラム受講者限定の内容
各講座の終了後にオフィスアワーを設定し、講師の指導を個別・対面で受けられるサービスを提供します。主にマンガ家志望者のネーム(マンガ制作の基礎となる原稿)添削と指導をその場で行うことを想定しています。
受講者は専用のSNSを通じ、それぞれの成果目標を設定します。講師を含む運営側は、月次で進捗を確認し、遠隔指導を繰り返し行います。
また受講者には、NEWVERYの手がけるマンガ業務あっせん紹介事業「Graphium Works」の受託業務を優先して紹介していく予定です。「Graphium Works」では、出版社やマンガアプリ事業者、一般事業者よりマンガ制作業務を受託しております。その業務を要件を充たす受講者に紹介し、参加者の募集をかけると共に、内容に応じてNEWVERYが制作のディレクション等を担います。
この取り組みにより、マンガ家志望者の実力・実績強化を図ると共に、実力上位層とのマッチングに苦慮するマンガ関係事業者における接点拡大を狙います。さらにNEWVERYが業務に直接関与することで、職業人としての基本的な業務の進め方を指導・監督し、プロとしての独り立ちをサポートしていきます。
■運営サイト
詳細については運営サイトをご覧ください。
http://name.manzemi.net/college-course
■参加のメリット
- メリット1:MANZEMIの発展系に当たる演習型専門講座を受講可能
- メリット2:専用SNSを通じた定期的な目標管理指導を受講可能 ※
- メリット3:講師との個別対面指導を受講可能 ※
- メリット4:マンガ制作業務を優先的に紹介 ※
- メリット5:興味に応じて講座1コマ単位で受講可能
※11講座以上を受講する総合プログラム受講者限定
■講座概要
- 名称:Graphium School カレッジコース
- 概要:専門演習講座と遠隔指導による総合的な育成支援プログラム
- 対象:実力上位層(漫画ネーム講座を受講済みの方やそれに準じる実力層を想定)
- 分野:ネーム、作画等
- 初回開始日:2018年9月30日(予定)
- 開催頻度:月1~2回程度(月末日曜日2コマ+平日夜1コマ開講予定)
- 開催場所:東京23区内(山手線沿線エリアで開催予定)
- 購入方法:チケット形式(1チケットで1コマ参加可能)
■Graphiumの名称理由
ギリシャ語で「描く」を意味する「Graphein」と元素系統命名規則にある「-ium」を合わせ、「描く」を一つの根源要素として持つ人々に貢献する意味を与えると共に、マンガを描く際に欠かせない鉛筆の芯に使われる材料でもある黒鉛(Graphite/グラファイト)との関係性も表現しています。また、「Graphium」はアオスジアゲハの学名でもありますが、アオスジアゲハの羽の美しい青緑色は、陽光に輝く常葉色(ときわいろ)にも似ており、NEWVERYの運営する「トキワ荘プロジェクト」の「ときわ」とつながりを示しています。これらの関係により、「Graphium」という言葉に、現代における新たなトキワ荘をつくるという思いを込めています。